Xiaomi Mi9を3ヶ月使った感想【レビュー】

Xiaomi Mi 9ってどうなのか　

こんにちは。3月発売のXiaomi Mi9もいよいよ半年が経ち日本でもハイエンドスマホ使いの間では相変わらず密かな話題になっております。私もXiaomi Mi9を6月に買ってから早くも3ヶ月が経ち色々と使い勝手がわかってきました。

今日はそのレビューでもしていこうと思います。

 

 

そもそものスペックをいったん整理　

ハードウェア
ディスプレイ	6.39インチ, 有機ELディスプレイ
ディスプレイ解像度	1080 x 2340px (フルHD+), アスペクト比19.5:9
サイズ	157.5 x 74.7 x 7.6mm , 画面占有率: 90.7%
重さ	173g
システム
OS	Android 9.0 (Pie) , MIUI 10
Soc	Qualcomm Snapdragon 855
CPU	Kryo 485 (2.84GHz) x1 & Kryo 485 (2.42GHz) x3 & Kryo 485 (1.8GHz) x4 8コア, 2.84 GHz
GPU	Adreno 640
ベンチマーク	Antutu7: 372000,  最高レベルの性能スコア Geekbench4.1 シングル:3500 マルチ:11200
メモリ
メモリ(RAM)	6GB
ストレージ	64GB、128GB
カメラ
メインカメラ	48 + 16 + 12MP, F値/1.8 トリプルカメラ, デュアルトーンLEDフラッシュ, レーザーAF, 2x光学ズーム ,  トリプルピクセルPDAF
メインカメラ特徴	CMOS: IMX586 + 13mm超広角カメラ + 54mm望遠カメラ
前面カメラ	20MP , F値/2.0
動画	最大画素数: 2160p  最大fps: 960fps (4Kは60fpsまで)

（※Xiaomi公式サイトより引用：https://www.mi.com/global/mi9/specs/）

 

はい、ご覧の通り2019年9月現在で最高峰レベルのスペックとなっております。

実はXiaomi Mi9には廉価版のMi9 SEモデルというのがあります。

名前がよく似てるので買うときは十分に注意して下さい！！

このブログではこれだけ言いたかった・・・。（別にその分安いし十分高性能だけどね）

 

 

Xiaomi Mi9の何が良いのか

価格です。それだけです。これに尽きます。

現在の価格は64GBモデルでなんと325ドル（≒35300円）です。

このスペックで他のメーカーから買おうとすると

・Sony Xperia 1（10万円）
・Samsung Galaxy S10（9万円）
・SHARP AQUOS R3（9.5万円）
・OPPO Reno 10x Zoom（9.5万円）
・OnePlus 7 pro（7.5万円）
・ASUS ZenFone 6（7.3万円）
・ZTE nubia Red Magic 3（5万円）
・Lenovo Z5 Pro GT（5万円）

（※CPU Snapdragon 855 端末限定）

このなかでXiaomi Mi9の3.5万円が光り輝くわけです。相場7万円の中で半額が混ざってるっておかしいですからね。廉価版のSEは3万円。

私が6月に買ったときには399ドル（≒43000円）だったので、正直破格の安さになってます。下は海外通販のスクショ（2019年9月19日現在）

 

ちなみに各端末のストレージは各最低容量の64GB（Xperia 1）、256GB（OPPO）、128GB（それ以外）で計算している価格なので一概には比較できません。CPUはスナドラ855で統一してますが、RAMは6GB～8GBバラバラなのでそれも割愛。

Mi9は最高ですが、ぶっちゃけ私も上に書いた端末が同じ値段であれば、まず間違いなくGalaxy S10を買います。欲を言えばGalaxy S10+が欲しいくらい。お金ある人に相談されたとしても迷いなくGalaxy S10+かiPhone 11 Proを勧めますね。なぜかというと使いやすいし、ブランド力もあるし、何よりの安定感があるから。

私も正直な話、Xiaomi Mi9は使い捨てと割り切って購入しています。Mi9が最強のコスパ端末というのは現状確定ですが、良いところもあれば悪いところもあります。それを今から書いていきましょう。

 

 

Mi9の良いとこ

①最強CPU

CPUは一般的なモデルの中で2019年9月現在最強のスナドラ855を積んでいます。これによって処理スピードの高速化はもちろん、これまでの処理も片手間にできるのでバッテリー持ちがよくなりました。

GPUに関しても最高クラスなので3Dゲームなどをやるときにスマホが熱くなりません。（ほっといたら熱くなりますけど）

色んなゲームで60FPS、最高水準でプレイできるので楽しいです！

一応デレステやってるのでそのレビューだけ書いておきます↓↓
https://shaddoll.com/2019/09/19/post-718/

②最強ディスプレイ

有機EL使っております！！ハイ拍手！！

私は移動中にスマホで結構動画など見るので画面がきれいなのはかなり嬉しいです！

S10とかXperia1とかももちろん有機ELなんですが、AQOUS R3やZenFone6などはまだ液晶です。十分きれいにはなってますが1回有機EL慣れちゃうと戻れないですね。

焼き付きが起こるのが有機ELの欠点ですが、Mi9がどれくらいで起きるのか、起きるとどんな感じなのかはまだ世界でも実例出てないはずなのでそこは2年待ちましょう。

そして6.39インチの特大ディスプレイ！！

解像度も2340×1080！！画面が大きいっていいですね～。ツイッターやネット見るときに表示部分が広くて何よりもラクです。スクショした時の画像が2340×1080というトンデモサイズになるのでちょっと笑えます。

③最強カメラ

トリプルレンズが採用されており、メインの広角カメラにはSonyの48MPレンズ、望遠レンズに12MP、超広角カメラに16MPレンズが使われています。iPhone 11 Proのレンズが全部12MPと考えるととんでもないスペックです。

各レンズ性能が申し分ないのでとても使いやすいです。インスタとかやってる方は非常に映えると思うのでオススメですよ。

特に超広角カメラが良いですね。近くのモノをより広い視野で撮れます。

上が広角レンズ、下が超広角レンズ(+明るさプラス)↓↓

これ同じ場所から撮影してます。こんな感じでより大きく描写できるのでめちゃくちゃ便利ですね。

望遠レンズで月も撮れます。上が望遠レンズの3倍ズーム、下が9倍ズーム。

きれいですよねー。感動しました。

ちょっと設定がいるので別記事で書き足しておきます↓↓

[ちょっと待っててね]

 

 

 

ここがクソだよMi9

①非防水

ここまで来て笑っちゃいますよね。Mi9は水に弱い。

高価格スマホの防水機能なんて今日この頃ではついてて当たり前ですが、価格を削りに削った結果なくなってしまいました。雨の日やプールでの使用は注意した方がいいですね。

ちなみに上のスマホではS10、Xperia1、AQOUS R3、OnePlusは防水ですが、OPPO、ZenFone6、Lenovo Z5も非防水です。

まあ基盤にさえ浸水しなければ壊れる心配はあまりないと思います。実際私も雨の日でもおかまいなしに使っております。壊れたら泣きます。

 

②バッテリーが3300mAh

日本向けのS10、Xperia1、AQOUS R3なども軒並み3200～3300mAhなので標準的といえばそうなんですが、やっぱり心もとないです。OPPO、OnePlus＝4000ｍAh。ZenFone6＝5000ｍAhなのでバッテリー持ちに関しては普通です。

一応CPU性能が高いのでこれまでの端末でやってた処理をもっと簡単にでき、バッテリー持ちは長くなりますが最近の高負荷ゲーム（アズールレーンやデレステ等）を最高水準でやってると割とすぐバッテリーなくなります。1日1回は充電してます。

ゲームしない人であれば2日は持つのではないでしょうか。

 

③マイクロSD非対応

私がMi9を使い捨てだと割り切ってる最大の理由です。ストレージの64GB、128GBを使い切ったらPCにデータを移すか消すかどうにかしないといけません。非常に面倒です。

もちろん他にもOnePlus、ZTE Red MagicとかもSD非対応なんですが、欲を言えば対応しててほしかった。対応してれば世界から称賛されていたでしょう。（もう十分称賛浴びてますけど）

私はストレージ64GBを43000円で買いましたが、今からであれば128GBでギリ39000円くらいなのでそっちを買うべきだと思います。

 

④音響関連がゴミ

スピーカーで音を出してみるとマジで聴くに堪えない音を出してきます。若干ノイズも混ざっているような感じです。

じゃあイヤホンは？というとこいつ最近主流なイヤホンジャックなしの端末なのでタイプC専用のイヤホン使わないといけないんですが、タイプC特有のノイズを拾ってしまうので、あんまり良くないのも現状です。

音楽プレイヤーを持たず、スマホで音楽を楽しみたい人にはMi9はオススメ出来ません。音楽プレイヤーを別で持った方がいいです。

しかし、これは私が音楽に関してウォークマンA55(最新のアレ)を使ったり地味に音質のこだわりがある人種ってだけで、別に聞ければいいという人であれば問題ないかもしれません。

ついでに書き足すと、電車で動画を楽しむ程度であれば全然問題ありませんし気になりません。

 

⑤日本では電波帯が微妙

Xiaomi Mi9はau回線に全く対応していません。ドコモもつかめない電波帯がいくつかあります。

なので現状まともに使えるのはソフトバンク回線くらいです。ワイモバイルであれば電話もできたと聞きました（私は試してない）。

ちなみに自分が使っているのは格安SIMで有名なリペアシムのソフトバンク回線です。

 

 

 

てかなんでこんな安いの？

レビューは一旦ここまでにして、Xiaomi Mi9が何でこんなに安いのかをお話しします。

まずXiaomiがこの端末を売ってどれだけ儲けているのかというと、儲かっていません。

実はほとんど赤字なんです。

（ソース記事(2018年)：【電子版】中国スマホのシャオミ、1-3月期は1200億円の赤字）

当たり前ですね、他企業で7～10万円する端末を3万円でばら撒いてるわけですからそりゃ全然黒字になるわけないという話です。ついでに企業自体がスマートフォンの利益率を全て5%以下に抑えると宣言してます。アホか・・・。

じゃあなぜこれを売っているのかというと、Xiaomiという企業自体が端末で儲ける企業ではなく、関連するコンテンツで商売をしているからです。安く売ってコンテンツで稼ぎ、ついでにシェアを奪うことが出来れば他企業の利益が落ちる。

ニュース記事ではないのでざっくりいきますが、2013年ごろには中国でもシェア3位とかでしたが、OPPOやHuaweiなどの中国スマホ企業が軒並み格安スマホで台頭したことでその後シェア率を落としています。スマホで儲けないやり方を始めたことで、成功すれば数年後には今よりもさらにブランドを確立できると踏んだのでしょう。

事実、2019年の「Fotune Global 500」という世界版の企業評価ランキングみたいなので圏外から468位に浮上しています。企業の評価額も約10兆円に。

さすがは中国企業といったところでしょうか。常人離れした商売根性に鳥肌が立ちます。

 

最近のハイエンドスマホに興味があるなら絶対に買うべきだと思います。

 

 

 

総括

スペック紹介と、レビューと、とりあえずまとめてみました。

色々と細かい指摘もありますが、現状最強の性能が全てを補ってくれているので使いやすいの一言に尽きます。ゲームもできる、カメラも良い、ディスプレイも綺麗。

こんなスマホは当時iPhone 4Sに出会った時以来です。

あれは感動した。人によってはiPhone 3GSかな？

お金がたんまりある人にはMi9は勧めませんが、格安SIMとか格安スマホとか興味あったり悩んでる人がいればMi9よりオススメな端末はないです。

 

以上、参考になれば幸いでした。

Xiaomi Mi9使ってる同士の方とかコメントくれると嬉しいです。

質問があればご自由にどうぞ、それではまた！

 

Xiaomiのスマホはたくさんあるので迷ってる方いたらこれを参考にどうぞ

 

 

 

【12/5追記】
なんか最近Mi9を売ってるサイトが少なくなってきたのと、転売価格が乱立しているようなので「AliExpress」で一番安い(と思われる)リンクを貼っておきますので参考にどうぞ。画像はをクリックしても意味はありません。

AliExpress→https://ja.aliexpress.com/item/32982526926.html